治療法を間違うと悪化することもある皮膚炎

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汗疹は、皮膚の表層部分にできた水疱状の水晶様汗疹と、皮膚の奥にできる紅色汗疹があります。そのほかに、熱帯地域などで働く人に多い深在性汗疹がありますが、日本国内で患者さんがほとんど見られません。

水晶様汗疹はほとんど症状がないため、出る場所によっては気付かれないことも多く、2~3日で自然治癒することが多いです。

紅色汗疹は赤い湿疹と強いかゆみがあります。そのため他の似たような症状を伴う皮膚病と間違って対策を立ててしまうことも多いです。

対策を間違うと症状が悪化してしまうことがあるので、きちんと見極めることが大切です。

汗疹に似た皮膚症状

紅色汗疹に似た皮膚症状には比較的いろいろなものがあります。

とびひ、あせものより
汗疹に細菌が感染することによって起きる症状です。汗疹が悪化することでおきますが、治療は汗疹の治療ではなく、細菌感染の治療が必要になります。
他の人にも感染する恐れがあるので、プールなどに入ったり、同じタオルを共用したりしないように注意してください。
カンジタ
カンジタというカビが皮膚に付くことによって起きます。外陰部や首脇の下などに丸く円を描いたように赤い湿疹ができます。抗真菌剤による治療が必要です。
アトピー性皮膚炎
汗疹が出たといって受診する人の多くがアトピー性皮膚炎と勘違いしている人がいます。

汗疹は季節的な要因が大きいですがアトピー性皮膚炎は体全体に左右対称に、通年でかゆみが激しく、良くなったり悪くなったりを繰り返します。治療の仕方も違うので勝手な自己判断をせず、かゆみがひどければ受診するようにしましょう。

そのほか、にきびなどと間違われることもありますが、とにかく症状が長引くときは無理をせず、早めに病院受診することをお勧めします。